わたしの中の渋谷すばる
書こう書こうと思って少しずつ書いてたんだけど、なかなか気持ちが整理できなくて、気づけばこんなに日が経ってしまった。
渋谷すばるのこと。
週刊誌の記事が出た時は、あまりのトンチンカンな記事に相手にすらしなかった。
でも記者会見の噂が流れて、あれ、おかしいなって思って。記者会見をする意味って、って考えたら胃の中がひんやりするのを感じた。
で、4/15の朝の予告メール。
"関ジャニ∞のメンバーから、大切なお知らせがあります"
この文を見た時点で何かを察して、何かを覚悟した。
まずはFC会員にって思ってくれたんだろうし、その気持ちはありがたかったけど、予告メールが来てから解禁の11時まで気が気じゃなかったよ。
全員分のメッセージを読んだ。全部読んだ。
その後にテレビで記者会見をやってて、それも見た。
泣かなかったよ。今も泣いてない。
会見で、すばるが話している姿を見て、何言ってるんだって言われると思うけど、
(あぁそうだ、この人は渋谷すばるだったんだ)
って思ったんだよね。
4年前、友だちに誘ってもらってニズムを観た。わたしにとって6年ぶりのエイトコンで。
そこで久しぶりにすばるを見た時
(あぁ、丸くなったんだな)
って思ったの。良くも悪くも。
何様だよって感じだけど。
わたしの中で1番古いすばるの記憶はあぶない放課後。
当時小学生だったんだけど、親友がその時めちゃめちゃすばるのことを好きでさ。タイムカプセルにも"すばると結婚したい!"って書いた手紙を入れてた。
わたしにジャニーズのいろんなことを教えてくれた子で、先見の明があって、その子が好きっていうんだからきっとすごくなる人なんだろうなってぼんやり思ってた。
すばるの方が全然年上なのに(すっごい生意気な人だな)っていうのが当時の印象。それがなんだかいいなとも思ってた。
わたし、担当とか関係なくこの人天才なんだろうなって思った人がジャニーズに2人いて。
1人は堂本剛、もう1人が若かりし頃の渋谷すばるだったんだよ。
なんて言うんだろう、この人を信仰する人ってきっとたくさんいるだろうなって思うんだよね。ある意味一種の宗教みたいな。
他の人にも当てはまるとは思うけど、わたしの中でこの2人は特にそれが強くて。
それくらい抗えない魅力とパワーを持つ人なんだと思ってる。
生きにくそうな人だなって思ってた、すばるのこと。
尖っているというか、周りの人全員敵だと思ってるんじゃないか、みたいな鋭い目が印象的で。
ジャニーズにいて楽しいのかな、やりたいことはできているのかな、とか、この人はいつ辞めてもおかしくないよなーなんてことを外野ながらぼんやり思ってて。
関ジャニ∞としてデビューしてからも、しばらくはどこか漂う危うさや、野心に満ちたオーラをずっと感じてて。
だからニズムに行った時驚いたの。
穏やかなオーラというか、何かを突き抜けたような雰囲気をすばるから感じて。
この人は、かつてあった溢れるくらいの野心をもうどこかへ置いてきてしまったのかなって少し寂しくなった。
でももしそうなら、もっと大事なものができたからで、きっとそれはジャニーズというアイドル、関ジャニ∞のメンバーとしてみんなと一緒にいることなんだろうなって。
昔自分が大事にしていたものをなくしてもいいくらいのものに出会えたのかな、なんて、確証も何もないのに外野からそんなことをぼんやり思って、寂しかったけど、すごくいいことだななんて思ったのも事実なんだよね。
見当違いだったら申し訳ないけど。
メトロック、わたしは行けなかったけどテレビで映像が流れた時
「関ジャニ∞っていうアイドルやってます!」って言っててさ、いろんな事を自分の中で消化して、その上でちゃんとアイドルを楽しんでるすばるの姿を見て、なんだか眩しかったし、自担グループの事が頭をよぎってちょっぴり羨ましかったんだよね。
いつ辞めてもおかしくないって思ってた人がこんなに穏やかな表情をするようになって、もうそんな心配する必要ないんだって思ったし、あの日まで思ってたよ。
会見で言っていた「残りの人生を音楽で全うしたい」って言葉を聞いた時、あんなにいろんな事を経験して、いろんな人と出会って、関ジャニ∞のメンバーとして活動してきても、すばるの中に残ったのは自分の中にある音楽だったんだな、昔に感じていた野心はもうなくなっていたと思っていたけど、実は奥底にはずっと残っていたのかもしれないなって思ったの。
それが良いとか悪いとかじゃなくて、かつてわたしが感じた渋谷すばるが、あの日にまた見えた気がしたんだよね。
関ジャニ∞はみんなすばるのことが大好きで、でもすばるだって関ジャニ∞の事が大好きだった事は会見でも、それより前からだって伝わってきてて、すばるの人生で、ジャニーズに入って、その中でちゃんと大事なものができて良かったなって思った。
すごく悔しい。すばるがジャニーズから、関ジャニ∞から去ってしまうこと。
でも「だってこの人は渋谷すばるじゃない」って声がどこかから聞こえてきて、それに納得せざるを得ない自分も少なからずいるんだよね。
あーーーーーでも悔しいなーーーー。