ばいばいすばる
大阪ロマネスクという曲に彼らがどれだけ愛情を持っているか
LIFEという曲に彼らがどれだけ思い入れがあるか
もがいてもがいて、手探りの中ようやくバンドという武器を手に入れた7人が、同じ場所に立って1つの曲を一緒に奏でることの意味
それが痛いくらいに伝わってきた生放送だった。
初めてロマネスクを聴いたのは、もう思い出せないくらい昔の事で。
きれいな曲だと思った。散々大阪ネタのCDを出していて、曲そのものは好きだったけど(いいかげん普通の曲出させてあげてくれないかな?!)ってエイト担でもないのに勝手にキレていた頃で、そんな中これもまぁ思いっ切り大阪ネタの曲なんだけど、すごく好きで、何回も何回も聴いたな。
そこから何年か経って、エイトの曲から少し遠ざかっていた時、テレビだったか、街中だったか、どこか忘れたけどすっごくかっこいい曲が聴こえてきて。
急いで調べて、すぐにTSUTAYAに借りに行ったのがLIFEだった。
まさかこんな思いで、こんな顔をしながらこの2曲を聴くことになるとは思わなかったし、あんな顔をしながら音を出して歌うエイトを見る日がくるなんて思わなかった。
4/15のメールを受け取った日から今日まで、結局1度も泣かなかった。
未だに実感がないのか、何故なのかは分からないけど。
でも、さすがにLIFEは危なかった。
テレビ越しなのにあんなに気持ちがビシビシ伝わってくる演奏が聴けるなんて思わなかった。
終わらないで、終わらないでって祈るように聴いてたよ。
後ろで大倉くんが笑ってた。すごくキラキラした表情でドラムを叩いて、歌ってた。
いろんな人の思いをまとめて乗せた笑顔だと思った。
亮ちゃんが泣いてた。すごく寂しそうな、悔しそうな顔で泣いてた。
会見の時も、レンジャーでの言葉でも、ひたすらに前を向いていた亮ちゃんが、下を向いていた。
どういう気持ちだったのかはわたしには分からない。生放送で、番組であんな表情をするのはもしかしたら不本意だったかもしれない。
それでもわたしは、亮ちゃんがああいう表情を見せて「寂しいですね」って言葉を発せられて、すごく心を揺さぶられたけど、どこか安心したのも事実だった。
大倉くんの笑顔で泣きそうになって、亮ちゃんの泣き顔でホッとしたの。とんだ矛盾。
すばるが最後まですばるのままで良かった。
涙は目にいっぱい溜めてたけど、零さなくて良かった。
田口の時もそうだったけど、零しちゃったら思わず何か言っちゃってたかもしれない。
田口もすばるも、真っ直ぐな目で、きれいな顔を見せてくれて嬉しかった。最後までアイドルでいてくれてありがとう。
厳密にはすばるは年末まで事務所に在籍するみたいだから、もしかしたらまだ目にする機会はあるのかもしれないけど、関ジャニ∞の渋谷すばるを見れるのは恐らく関ジャムが最後だったから、その最後の姿が泣き顔じゃなくて本当に良かった。
エイトらしい雰囲気だなと思った。
あくまで外から見るわたしの感じ方ではあるけど、自分の中のエイトそのものがあの1時間に詰まってた。KAT-TUNだとこうはいかないよね(笑)
良いとか悪いとかじゃなくて、わたしはそういうKAT-TUNが好きだし、KAT-TUNもエイトも、わたしの思うそのグループらしさがほぼズレなく体現されていて、それが嬉しいなと。解釈の一致というやつです。
これからの関ジャニ∞が楽しみ!とはまだ大きな声では言えないけど、でも、6人が築いていく関ジャニ∞も、きっとわたしの描いている関ジャニ∞のままなんじゃないかなってぼんやり思ってる。
まずは今週から始まるツアーだね。ヤスも、他のメンバーも、どうか無事に楽しくやり遂げられますように。
すばる。
すばるが決めたことだから、もう帰ってこない人に「行ってらっしゃい」って言っちゃいけないよね。
ちゃんと「ばいばい」って言わなきゃいけないね。
でも、すばるが来た道を戻ることはなくても、すばるもエイトも進んで進んで、ひたすら目の前の向こうを進んで進んで進んで行ったら、その先にまた道が交わる日が一瞬でも来るかもしれないね。
ずっとずっと先の話かもしれないけど、わたしはそんな日がいつか来る気がするよ。
みんなが、みんなが笑えている未来が待っていますように。
ばいばいすばる。ありがとうね。